Movies【ゲノムハザード】

気がつけば昨年10月下旬から映画館に行っていなかった。
馴染みの映画館のメール会員になってるのに。
いつでも1000円で観られるのに。

このままでは本当に映画を観なくなってしまいそうだったので、
思い立って、『ゲノムハザード』を観に行った。

西島秀俊さんだしねえ。





冒頭から既に違和感はあった。
帰宅した石神が見つけた「妻」の遺体。
そこに「妻」からの電話。

あれ？と思った。
でも、謎は謎のままわけもわからず逃げる石神に倣って、
ひとまず謎を残したまま、話についていくことにした。

でもどうにも引っかかる。
愛しい妻の声を覚えているのに、あの遺体をどうして「妻」と認識したのか。
容姿がまるで違うのに？

記憶が上書きされた後で「妻」を見たとき、
なんとも思わなかったのに？

もしかして、あの遺体を見たときから、
少しずつ、石神の記憶からジヌの想い出が浮かび上がってきていたのか？




・・・ま、いいか（笑。

こちらも前情報をほとんど入れずに映画を観に行ったので、
自分がナニモノなのかもわからず、
目の前で笑いかける人がナニモノなのかもわからず、
敵なのか味方なのかもわからず、
すべてを疑い、すべてを信じ、自分の果たすべき「使命」を突き進む、
そんな石神、もといオ・ジヌの背中を追い続けていた。

ストーリーは少し強引過ぎる感があったし、
破れた背広と裸足で地下鉄に乗っていても何ら違和感を感じない乗客とか、
ツッコミどころも多々あったのだが、
西島秀俊のさまざまな表情、身体能力、肉体美、
それを余すところなく堪能出来たので、よしとしよう。

タグ：西島秀俊 ゲノムハザード