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Diary【メディアの怖さ】 [Diary]

毎度思うのだが、
何か大きな災害が起こったとき、
メディアは一番悲惨な地域を見せようとする。
確かに、一番悲惨な地域を見せることが、
今が緊急事態であることを最も強力に伝えるのだろう。

ただ、そうするとひとつ問題なのは、
「それがすべて」だと思われてしまうことで。

私の住む地域は仙台市内。
でも津波が来たわけでもないし、
周囲には瓦礫などひとつもないし、
地割れが起こっているわけでもないし、
兎に角いたって平穏な街並みなのだが、
それを母に何度説明しても、
母は、その「一番悲惨な映像」しか見ていないのだから、
私が自分たちに心配させまいと、
嘘をついてるんじゃないかと、しまいには怒り出す始末。

まあ、心配してくれるのはありがたいし、
血を分けた自分の娘なら、
そりゃあ当たり前の心境なんだろうけどさ。

会社までの道のりの起伏が地味にキツイので、
朝はもう歩いてないよと言うと、
「道がガタガタに寸断されてるところを歩いてるのか!?」
20時くらいに自宅に戻ったと電話を入れると、
「人っ子ひとり居ない道をひとりで歩いて帰ってきてるのか!?」

あのね。
私が毎朝毎晩、
瓦礫の山を上り下りして徒歩で出勤しているようなら、
申し訳ないけど、自宅待機を選ぶよ。

ってか。
もうバスは休日ダイヤで動いてるし、
新しい仕事もだいぶ入ってくるようになったから、
震災直後みたいに日が高いうちに帰るなんてこともなくなったし、
それは何度も伝えてるはずなんだけど、
どうも、テレビの映像に上書きされるらしく。

メディアって、怖いね。
真実を伝えてくれるのはいいんだけど、
受け取る側が冷静じゃないと、
振り回されて終わっちゃうんだろうね。


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