Diary【誤解】

今日は自宅待機日。
自宅にこもっていてもよかったんだけれど、
折角平日にお休みがもらえたのだから、
久しぶりに美容院へ。

本当なら3月中旬くらいに行こうと
思っていたところの大震災だったので、
かれこれ3ケ月。
もともとショートなので、
少し伸びただけでもうっとうしかった。

馴染みの美容院は、
震災1週間後に電気が復旧してからお店を開けたらしい。
一時期は津波による避難指示も出ていたらしいけれど、
実際には津波はやってこず、
お店も周囲の建物にも被害はなく、
やはりここも「被災地」の印象は無かった。

かれこれ10年以上お世話になってる美容師さん、
実は自宅もご近所さんなので、
しばし震災直後の話題を交換し合った。

困った時はご近所さんパワーで乗り切れること。
多少おせっかいなおじさんのほうが、非常時にはありがたいこと。
地震の揺れにはだいぶ慣れたけど、緊急地震速報の「音」で軽くパニックになること。

その間、気がつけば、
肩にかかろうとしていた襟足辺りの髪や、
伸びすぎて一度自分で切ってしまった前髪が、
さくさくと手際よく切られて、
細かい髪の毛を洗い流すために席を離れたときには、
私の足元に、こんもりと黒髪の山が（笑）

でも、おかげで本当にすっきり。
近所の1000円カットのお店で切ってもらおうかと思ったりもしたけれど、
やっぱり馴染みのところに来て良かった。
頭皮マッサージもしてくれるし、眉毛のカットもしてもらえたし。
何より、知ってる顔に会えるのも、うれしい。

そんなわけで、さっぱりして帰ってきて、
県外の人に「今日、美容院行ってきたんですよ」なんて話をしたら、
「瓦礫の山なのに美容院やってるの？」なんて返ってきた。

私が住んでいる仙台市内は、
確かに沿岸部は壊滅的だったけれど、
それ以外の内陸の地域はほとんど被災していない状況なのだけれど、
メディアで報道されているのはそのほとんどが石巻や気仙沼で、
どうしても悲惨な地域だけが報道されがちなので、
いろいろ誤解を受けているらしい。

うちは、本当にだいじょうぶなので、安心してください。
今後の余震でどうなるかはわからないけれど、
普通の生活は送れていますから。

タグ：被災地ではありますが 被災はしていない状況 今月下旬にはライブ行く予定だし