Diary【痛い思い】

ちょっと失礼なコトや、
かなり非常識なコトをやらかしちゃった場合、
例えばそれが実社会だったら、
親や上司や先生や先輩など目上の人間に、
一度だけこっぴどく叱られれば良かった。

身近な人間に叱られて、
身近な人間に諭されて、
それで落ち込んで反省して立ち直れた。

それが今では、
ちょっと失礼なコトや、かなり非常識なコトを、
ネット社会上でやらかしちゃった場合、
こっぴどく叱る相手は無限に存在してしまう。

何処の誰かも分からない人や、
とりあえずWebネームくらいは知っている人や、
ついこの間までトモダチだと思っていた人までもが、
まるで掌を返したかのように。

しかも対面していないぶん、
その苦言は四方八方から飛んできて、
なおかつ自分に命中するだけではなく、
自分の思い知らない場所で囁かれ、
罵られ貶され失笑され。

大人の私でさえ出来れば避けたいと思っているのだから、
子どもがまともに矢面に立たされたら、
トラウマになりそうなくらいショックなことだろう。

でも。
それぐらい手厳しいものなのかもしれない、
ネット社会というのは。
子どもが無邪気に遊べるゲームの世界にはあり得ない、
巧妙な地雷が数多く埋め込まれた社会なのかもしれない。

ということは、
実社会もネット社会も、
子どもには酷な社会ということだ。

痛い思いをくり返して大人になるとは言うけれど、
今の状況では、とてもじゃないけど真っ直ぐには育たない気がする。
可哀想に。

タグ：ネット社会 実社会 痛い目に遭う その加減が昔と今とでは違うわけで 今は、致命傷になりかねない 守る術もない どうやって、教えたらいいんだろうね？