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Drama【リーガルハイ第7話】 [Drama]

またしても神回の巻。

全裸裁判やらブラック裁判やらぴいすけ裁判やら
いろいろ入り乱れてはいたけれど、
羽生側は「正当なほう」「常識的なほう」に向かって動くのに対し、
古美門は一貫して「依頼人の利益のために」動く。

正しいかどうかは別の次元、とでもいいたげに。

ただ、判決と結末は微妙に違っている。
判決はあくまで判決、後は野となれ山となれ、というところか。

古美門は自分の身の丈を知ってるのだろう。
「神ではない」と。
何が正しいのか間違っているのかは、自分が決めるべきではなく、
ほんの少し欲に駆られた側には相応の結末が待っていて、
ほんの少し自分に正直になれた側にも、相応の結末が待っていて。

そして、アニメ監督とその後進の裁判。
天才というのは、才能に溢れた人間のことを指すのではなく、
血の滲むような努力と、全身全霊をそれに捧げる覚悟と、
たとえ何があろうが自分の信念に向かって突き進むものに与えられる称号で、
その努力を怠り、認めてもらうことばかりに執着し、
嫉妬と羨望に狂いながら「あなたは天才だから!」と罵られるものではないのだ。

天才もまた、
若さや可能性や感性や生命力に嫉妬しながら、
自分の命を削ってまい進しているのだ。

それは、言葉にせずとも、
同じ感性を持ち、同じ先を目指していた「同志」なら分かることなのだろう。
ゼロから何かを生み出す人たちなら、誰でも嫌と言うほど思い知らされることなのだろう。

なかなか、意味深い回だったな。
黛後任のオーディション以外は(笑。


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