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Diary【理想と現実】 [Diary]

こどもの頃は、
自分が特別な存在なんじゃないかっていう、
妙な思い込みで動いていた気がする。
ある日突然、
みんなが自分の才能に気付いてくれるとか、
羨ましがられるとかちやほやされるとか、
そんな果てしない妄想。

そして、
「自分はすごいんだ」と意気揚々と外の世界に飛び出すと、
自分の中の理想と、外の現実がせめぎ合い、
まるで風船が割れるみたいに、
ぱりんと地に足が着くようになる。

自分が思うほど、
自分ってたいしたことないんだなって。

そのたいしたことない自分が、
今この場で出来ることってなんだろうって。

自分が自分がって前に出るのではなく、
一歩引いて、周囲をよく観察して、
出っ張りで自己主張するのではなく、
窪みで受け入れるっていうのかな。

なんか、そんな感じ。

思えば父がそんな人だった。
会社の不満なんかいろいろあっただろうに、
黙々と会社のために働いて、
人付き合いだって大変だったろうに、
嫌な顔せずに間に入ってあれこれ奔走して。

現実問題、
私には父のような生き方は出来そうにないけれど、
「今の自分が出来ること」を黙々とこなして、
地道に生きていくのは、
決して悪いことじゃないんだよね。

高く掲げるだけが、理想じゃないんだよね。



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