Diary【引き際】

シーズン終了すると一気に始まる「戦力外通告」。

選手はまだまだやれるつもりでも、
今のチームでは出場機会が得られなかったり、
出場した試合で結果を残せなかったり。

トレードといっても、
他球団との兼ね合いもあるだろうし、
活躍の場を求めてトライアウトを受けたり、
他球団への移籍もひとつの手段ではあるだろう。

それが生え抜きだろうが移籍組だろうが、
優勝時の功労者だろうが、
温情みたいなもので緩く縛り付けるより新天地があるのなら、
そこへ送り出したほうが選手のためということもあると思う。

選手のセカンドキャリアも、
以前に比べればかなり手厚くサポートしているみたいだし。

「功労者」に対しての「戦力外通告」は、確かに非情だと思うけれど、
「試合に出せるかわからんけど気が済むまで居ていいよ」というのも何か違うし、
だんだん結果が残せなくなってきているのに「がんばれがんばれ」っていうのも、
なんだか無責任な気がしてしまうし。

誰もが納得いくかたちで選手生活を終われる人なんて、
奇跡に近いんだろうな。