Diary【おたがいさま】

ちょっとしたいざこざが、某SNSのコミュで起こっている。
そこは「1つのトピックスで1本の映画を語り合う」というコミュの主旨により、
トピックスの種類がかなり多い。
私たちはその中から、自分が観たことのある映画について、
自由に感想や批評を書けるのだが、
基本的には誰でも自由に入れて、もちろん自由に書けるから、
比較的トピックスが更新されやすい。

ずいぶん時間が経ってから、
映画館で観なくてもDVDで観ましたという書き込みもあるし、
私が入っているコミュの中ではダントツにトピックスの更新率が高い。

それが、今回のいざこざの元凶。

ある日急に、そのコミュのトピックスが一斉に更新を始め、
更新履歴があっという間にそれで埋まってしまったのだ。
1文字だけ書き込んで直ぐにコメントごと削除して、
書き込みも無いのにトピックスが上がる、所謂『空アゲ』かと思ったらそうではなく、
新規に参加した誰かが、観たことのある映画のトピックスに書き込んでいるらしかった。
まあひとつやふたつ、みっつよっつ続けてトピックスが更新されるのはよくあったけど、
そのときは数にして10以上、あったと思う。
いちいち数えなかったけれど、
私が入っている他のトピックスが埋もれてしまうくらいだったから、
結構な数だったと思う。

それを不審に思った他の参加者が「何事か？」と雑談のトピックスに書き込み、
それについて「ちょっと迷惑、更新を繰り返す人にメールを送った」などとコメントが来て、
私も、まあ、そうだよなと思いつつ、それで終わるのかと思った。

そしたら、個人的な意見ですけど、という前置きをつけて、
「別にそれくらい、いいんじゃないですか？」
「トピックスの更新数を制限するルールも無いですよね？」
などと、やや否定的な意見が出始めてややこしくなった。

「ものには限度がある」
「人に迷惑がかかるかも、なんていちいち心配していたら何も出来ない」

嗚呼、きっとこの議論は長引くだろうなと思っていたら、
決定的なコトバが出てしまった。
「そんなに不快なら、見なきゃいいじゃないですか」

議論をするうえで、絶対に言ってはいけない言葉ってあると思う。
「あなたに言っても仕方ない」
「あなたに私の何がわかるのか」
「そんなに嫌なら見なきゃいいでしょう」
この札を出されちゃったら、もう和解は難しい。
どちらかが「折れる」まで自分の意見は譲らないだろう。

確かにトピックスがやたらと更新されるのは、
他のコミュのトピックスの最新更新が分かりづらくなるので困る。
「ものには限度ってものがある」っていうのも、間違ってはいないし、
他の人のことも考えてほしいとお願いすることだって、大切だと思う。
でも一方では、
もっと自由に遊びたいし、やたらとルールに縛られるのもつまらないし、
最新の更新を知りたいのなら、コミュのトップから探しに行くというのも、
手段としては合っている。

結局はどちらも、意見としては間違っていない。
ただ、どちらが「正解」ではない。
そういう考え方もある、というだけだ。

だから、今回の一件は、
「あ、すみません」「どういたしまして、気をつけましょうね」の、
『おたがいさま』で何とか収めてもらいたいのだが、
これをどうやって簡潔にまとめて伝えようかで、昨日から悩んでいるわけで。

だって。
怒っているときに、こんな長文見せられたら、
余計いらいらが倍増しそうだしねえ。
でも、簡潔にし過ぎると今度は変に伝わって余計な火種を生みかねないし。

難しいね、仲裁するのは。

タグ：トピックス 更新 ものには限度がある でも制限したいわけではない 仲裁 中立な意見は難しい