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Drama【リーガル・ハイSP】 [Drama]

待ってました。
本当に待ってましたよ、古美門先生。
なんだろう、
あんなに傲慢で見栄っ張りで騒々しくて服部さん居ないと何も出来ないのに、
そのパフォーマンスの裏に潜む静かな熱というか、
「どうせ事態は変わらない」なら「その状況で何処まで最善を尽くせるか」に終始する。

流石ですよ、古美門先生。

しかしまあ、
前シーズンで「顔芸」と言われた技にもますます磨きがかかって(笑)
顔系の他に形態模写が加わって、
なんとも形容しがたい古美門ワールドを醸し出して。

それもこれも、
やはり「愛のチカラ」だったんですかねえ(笑)

ああ、ちょっと話がそれちゃった。

今回のドラマのテーマはいじめ問題。
勝敗も善悪もつけづらい問題を、
どうやって扱うのかと思ったら、
結局、いじめの被害者とされる側も、
いじめの張本人とされる側も、
無関心を決め込んだ学校側も、
何となく「空気」を読んで、
こちらが何もしなくてもうまいこと落としどころを探って、
あとから考えれば「あれ?」って思うことでも、
「空気」に飲まれて流されて。

誰かが「右」といえば何となく右を向き、
ネットで「左」と書かれていれば左なんだろうなと思ってしまう、
最初は「あれ?」と思っていても、
何となく流されちゃう状況を、うまいこと描いてたなあと思う。

「人」という文字を、誰かと寄り添うという意味と捉え、
誰かに寄りかかりながら生きている大勢の中で、
「人」という文字を、自分で大地を踏みしめていると説いた古美門先生と、
決して悲劇のヒロインではなかった藤井先生だけが、
実は理想の大人だったのかな。

「どうせ事態は変わらない」と諦めつつも、
「でも何か出来るかもしれない」という熱を持った。

や、続編も期待大ですよ、古美門先生。



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