Diary【事情】

私の立ち位置がまだ不安定なため、
「元」とも「現」とも言い辛い上司との、2人きりの飲み会。
スナックだったら怒るところだったけど、
以前から気になっていたうちの近所の居酒屋だったので、まあ、溜飲は下がったのだが（笑）

もう辞める身分とはいえ、別に嫌いになって辞めたわけでもないし、
三行半を突きつけたわけでもないので、それなりに心配していた。
今の状況で、今年一年乗り切れたとして、果たして数年後の未来はあるのか、とか。

うちの職場は、若い人が育たない。
私が早期退職を言い渡されたときに、頑張ってくれると思っていた若い新人営業さんが、
今月になって退職を願い出たと訊かされて、正直、あの会社の将来を心配してしまった。

若い人が育たない。
それは今年いっぱいは乗り切れるかもしれない。
でも、現役で働いている元同僚が辞める頃に、
代わりに支えていく人材が居なくなることは必至だ。

その場しのぎではない、将来も見据えた人材育成が必要なのに、
うちの職場はそれが全く無い。
即戦力さえ居ればいいという発想。

別にそれは、今は構わないかもしれないが、
あの社名を背負って行く人間が、数年後には居なくなるという事実に、
今の社長は気付いているのだろうか。

現状を乗り切るだけでは会社は存続しないのだ。

まあ、辞める人間にそんな発言権は無いと思うが。
切り離された身としてはもう何も言うまい。
今はただ、誰も路頭に迷うことなく乗り切ってもらうことを、
祈るしかないのだろうな。