Diary【あまえ】

同僚Aの身に起きたこと。

同僚Aがそのフロアの別の同僚に原稿を渡しに行った際、
同僚Bに手招きされた。

「これ、お願いします」

本来なら席を立ち、自力で歩いて持って行くはずの原稿を、
同僚Aが自分のフロアに来るまで放置しておいて、
同僚Aが来たところで「座ったまま」渡そうとしていた。

それだけでも充分イラつく行動なのだが、
その原稿の中に必要なものが入っていないことをその場で指摘されると。

「あ、じゃあいまから出力するんで、あとで取りに来てもらえますか？」

同僚Bはいたって健康体である。
同じフロアには週明けと同時にインフル感染で、
そのまま次の週明けまで休んでもらっても全然構わないくらいなのに、
出社停止が解かれたからと土曜日なのに出勤してきた同僚もいる。

それなのに。

同僚Bが席を立つ間もないほど忙しいのかと言えば、
そんなことは全くなく、
休憩もトイレも行き放題だ。

それなのに。

同僚Aもそこで「はあ？」くらい言えればよかったのだが、
空気読み過ぎて飲み込むタイプなので、
結局、甘噛み程度に嫌味を言うのが精一杯だったらしい。

なんだ、私に任せてくれれば、
渾身の一撃を加えられただろうに（笑。

他の同僚に対して、
「甘えられるかどうか」で判断する癖がどうしても抜けないので、
こういう無駄な火種を作ってしまうんだろうけど、
でもそれにしても、寄り掛かり方が酷過ぎる。

私に任せてくれれば、
今すぐにでも渾身の一撃を（笑。