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Diary【自信】 [Diary]

初主演ドラマの記事で、
「僕は自分の中の男の子の部分に自信がない」
と仰っていたのは堺雅人さん。
そして、主演ドラマがシリーズ3という佐々木蔵之介さんも、
「普段の自分に自信がないから芝居をしている」
と、最近の雑誌記事で仰っている。

俳優さんって、
自分に自信があるから舞台に立っていられるのだと、
勝手に解釈していたので、
今や人気も知名度も申し分ないこの2人が、
揃って「自信の無さ」を口にしているのが、
私にはとても新鮮な驚きだったりする。

とはいえ、
本当に自分に自信が無い人が、
『役者』を就職先に選ぶはずはないだろうから、
駆け出しの頃は少なからず持っていたのかもしれない。

若さゆえのトンガリというか、
根拠の無さがもたらす青さというか。

そもそも、自信って、
誰か第三者が認定してくれるものではなくて、
自分の中の、ある種の思い込みに過ぎないのだから、
根拠も無く膨らむ季節もあれば、
厳しい現実の前には萎んでしまったりもするイキモノ。

そういう伸び縮みするイキモノを、
うまく飼い慣らしてこその役者稼業なのだと思ったのだが、
過剰になったら聞く耳を持たないだろうし、
喪失したら先へは進めなくなるだろうから、
いわゆる「滅私」の精神で突き進むものなのかもしれない。

考えてみたら役者って、
OKもNGも自分では出せない商売なのね。
あくまでも「自分ではない誰か」に成り済ましているのに、
その役柄によっては、
好まれたり恨まれたり憎まれたりする因果な商売なのね。

みんな、結構簡単に「俳優になりたい」とか言うけど、
配役が来なかったら基本『無職』なのだから、
自信だけじゃ、やっていけないのかもよ?
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