Movies【半分の月がのぼる空】 [Movies]
元々「病気ネタ」の映画は苦手だった。
いずれ死んでしまうのは、
遅かれ早かれ誰にでも起こることなのに、
「余命幾ばくもない」ことを、そんなに劇的に扱って、
それで「泣け」と言われても困る。
最初から「病ありき」で話が展開するのも、
その割にはヒロインの肌が艶やかなのも、
どうも嘘っぽくて感情移入出来ない。
なので、
上映開始は知っていたけれど、
観に行こうかどうか、最後まで悩んでいた。
案の定、
途中まで全く話に入り込めなかった。
女の子が我儘過ぎるのも、
男の子が何も言い返せないのも、
その根底に「だって、可哀想な子だし」が見えてしまって、
心臓病を抱えていながら全力疾走が出来たのも、
バイク事故で足を怪我した不自然さも、
「なんだろうなあ」とやや醒めた感じで観ていた。
それも、過去と回想シーンと現在の比重が違い過ぎて、
最後まで伝わり切れなかったんじゃないかと思う。
それでも最後まで観ていられたのは、
クライマックスが「最愛の人の死」ではなく、
「最愛の人の死を乗り越えた先にあるもの」だということ。
最愛の人の死を過ぎて、
人は簡単に立ち直れないし、
その人にとっては何よりも劇的な変化であり、
他人には全く理解出来ない衝撃だと思う。
ただ。
出来ることなら、
もっと「苦悩からの再生」に比重を置いて欲しかったし、
主治医であり夫であった夏目先生の生き方を、
もう少し丁寧に描いても、良かったんじゃないかと思う。
なんかちょっと、惜しかったなあ。
いずれ死んでしまうのは、
遅かれ早かれ誰にでも起こることなのに、
「余命幾ばくもない」ことを、そんなに劇的に扱って、
それで「泣け」と言われても困る。
最初から「病ありき」で話が展開するのも、
その割にはヒロインの肌が艶やかなのも、
どうも嘘っぽくて感情移入出来ない。
なので、
上映開始は知っていたけれど、
観に行こうかどうか、最後まで悩んでいた。
案の定、
途中まで全く話に入り込めなかった。
女の子が我儘過ぎるのも、
男の子が何も言い返せないのも、
その根底に「だって、可哀想な子だし」が見えてしまって、
心臓病を抱えていながら全力疾走が出来たのも、
バイク事故で足を怪我した不自然さも、
「なんだろうなあ」とやや醒めた感じで観ていた。
それも、過去と回想シーンと現在の比重が違い過ぎて、
最後まで伝わり切れなかったんじゃないかと思う。
それでも最後まで観ていられたのは、
クライマックスが「最愛の人の死」ではなく、
「最愛の人の死を乗り越えた先にあるもの」だということ。
最愛の人の死を過ぎて、
人は簡単に立ち直れないし、
その人にとっては何よりも劇的な変化であり、
他人には全く理解出来ない衝撃だと思う。
ただ。
出来ることなら、
もっと「苦悩からの再生」に比重を置いて欲しかったし、
主治医であり夫であった夏目先生の生き方を、
もう少し丁寧に描いても、良かったんじゃないかと思う。
なんかちょっと、惜しかったなあ。
コメント 0