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Movies【悪夢のエレベーター】 [Movies]

「そもそも、自分は一軍で戦っているのだろうか?」
「実はもう自分の人生、消化試合なんじゃないだろうか?」

目を覚ますとそこは故障したエレベーターの中。
産気づいた妻の元へ向かう男。
ムショ帰りの空き巣、
人の過去が読める超能力者、
自殺志願のゴスロリ少女。
それぞれが偶然にトラブルに巻き込まれたはずだった。

はず、だった。

エレベーター内の完全密室劇かと思いきや、
トラップはエレベーターの外にも用意されていて、
ブラックコメディーというより、
スプラッタ・ホラーな展開もあったり。
笑っていいやら、怖がっていいやら。
二転三転、四転五転。

そして。

この「悪夢」のシナリオは、一体誰が作ったものなのか?
そもそもの「目的」は、本当に「ソレ」だったのか?
陥れられたのは誰か? 踊らされたのは誰か?
最後に笑うのは、誰か?

観終わって直ぐはかなり混乱していたけれど、
その後の堀部圭亮監督を迎えてのトークショーで、
だいぶネタバレをしてもらったので、
ようやくレビューを書けるまでに纏まったのだが、
「悪夢」の黒幕は、実は最後に笑ったヤツではなく、
最後まで笑わなかったアイツじゃないか?

冒頭の問いに戻ろう。
「自分の人生、消化試合なんじゃないか?」
消化試合だったら、手を抜いてもいいのか?
そうじゃないだろう?
時には形振り構わず、
全力で走らねばならない瞬間だって、あるんじゃないのか?

怠けてる場合じゃ、ないだろ?
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