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Movies【最高の人生の見つけ方】 [Movies]

あまり混まない馴染みの映画館がそこそこ混んでいた。
そしてその殆どが妙齢のご婦人とご夫婦で占められていたのは、
「限られた余命をどう幸せに過ごすか」というのが、
この映画の本質だからだろうか。

人は生まれ落ちた瞬間から「余命」を生きている。
だから、本来なら『棺おけリスト』は、
生まれ落ちたその時点から作り、実現させないといけない。
しかし、人は「いつか」「近い将来」「定年を迎えたら」「子供が独立したら」、
そんな言い訳を繰り返して先延ばしにする。
そして『その時』がやってきて初めて愕然とするのだ。

肌の色も生き方も考え方も違っていた2人の男が、
偶然同じ病室に運ばれ、偶然余命を宣告される。
死ぬまでにやっておきたい『棺おけリスト』を、
共同で作り、共同で叶えていく。
初めは自分のため、自分の願望を満たすため、
でもいつしか相手のため、
相手が悔いの無い生き方をするために書き込まれていく。

本当に大切なのはお金でも地位でも名誉でもない、
愛する人に囲まれ、愛する人の笑顔を見つめ、
心から信頼出来る親友に出会うことなのかもしれない。

そして。
心から信頼出来る親友は、実は親友の顔をしていないのかもしれない。
いつまでに出会うものでもないし、
付き合う長さも立場も関係ないのかもしれない。
たとえ意見が食い違っても、分かり合っている気がしなくても、
自分に『その時』が訪れた後で、
その遺志を尊重し引き受ける潔さを持っているのかもしれない。
ラストシーンを観ていたらそんな気がしてきた。

さて。
私も『棺おけリスト』作ってみようかな。
ええと。
実現させたいヤツでしょ?

ええと、うんと。
沖縄旅行?
何年先になるか判らないけど(笑)
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もにょち

はぅ…ときソラさんの文って、好きですな~(´∀`)
この映画、観たいと思ってました。
ときソラさんの文を読んで、あらためて観たいと思いました。
ありがとうです(^▽^)
by もにょち (2008-05-25 14:09) 

ときソラ

>もにょちさん
ありがとうございます♪
私、あまり洋画って好きじゃないのですが、
オススメします、この映画。
途中からだばだば泣けるのでタオルハンカチの用意をお忘れなく(笑)
by ときソラ (2008-05-25 21:30) 

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