Diary【解散】

自分の好きなバンドが、
未来永劫続いてくれたら、
これほど幸せなことはない。

ただ、
「未来永劫続けます」と約束したわけでもないし、
続けてほしいと願ったところで、
私たちが資金を提供しているわけでもないし、
方向性の違いとか音楽性の相違とか、
脱退とか逝去とか諸事情で、
解散或いは活動停止を余儀なくされることは、
割とあったりする。

クライズラー＆カンパニーとか、
L⇔Rとか、
CALLとかwaterとか、
まだまだ思い入れの強かった時期に、
活動停止だの解散だの言われたときは、
そりゃあ、遣り切れない思いもあったし、
憤慨する気持ちもあった。

でも、
どうしようもないんだよね。

解散したかったというより、
「解散するしか、無かった」としたら、
もう、どうしようもないんだよね。

たとえ、
「1年後に解散します」って言われても、
「明日解散します」って言われても、
「昨日解散しました」って言われても、
当然、納得出来るわけはないけれど、
でも、だからって、
「ひどい！」とは言えないんだよね。

それが誰より分かってるのは、
当の本人たちなのだから。

目指したい方向と違うのに、
だましだまし突き進んで壊れてゆくより、
大切なメンバーが一人欠けたというのに、
何事も無かったかのように笑いあうより、
悩んで悩んで、
それで出した答えなら、
もう、仕方ないんじゃないかなあ。

かくいう私だって、
いつものようにオフィシャルサイトを覗いたら、
「昨日をもって解散しました」って言われたことあるけど。
まあ、彼らは、まったくもって、売れてはいなかったからなあ。

でも、ショックの度合いは、
ほとんど変わりはないと思う。

今でこそ、笑っていられるけれど、ね。

彼らの新しいスタートに、
心からの拍手を。

タグ：バンド 解散 活動停止 再結成 人が作るものだから、 永遠とは、行かないんだろうね