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Drama【ジョーカー 許されざる捜査官~第5話】 [Drama]

第5話は、
前回の伏線を残しつつ、話が始まる。

一家心中した「被害者家族」に対し、
意図的に追い詰めるような発言をした弁護士が、
椎名の無罪にも絡んでいたのだ。

椎名がよほどの「演技派」だとしても、
公平な法の番人である弁護士と、
その道の権威である精神鑑定士を騙せるはずがない。

そして、
その精神鑑定士は、「神隠し」に遭ったように、
その行方が分からなくなっていた。








表向きは正義を貫く弁護士でありながら、
裏では法を犯し、贋物の無罪を勝ち取り、
法外な報酬を得、涼しい顔をして非道の限りを尽くす。

というのなら、
もう少し、氷川弁護士には、
精神鑑定士の幸田以外に、伊達も苦しめて欲しかった気がするのだが、
伊達も伊達で、
この状況下で氷川が事実を言うはずもないことは想像に難くないのに、
氷川のミスリードにまんまとはまり、幸田を死なせてしまう。

とはいえ、
仮に幸田が未遂で済んでいたら、
「あの記事」は週刊誌に載ってしまったかもしれない。
幸田が何よりも恐れた事態になったかもしれない。

だとすれば、
わざと、ってこと、なんだろうか。
望み通りにした、ということなんだろうか。

「直接手を汚さなくても、人は殺せる」
そう言い放つ弁護士の氷川を見ていたら、
何となく、
『ゴールデンスランバー』の青柳が浮かんできた。

青柳と伊達の「素材が一緒」というのもあるんだけど(笑)
青柳も、直接誰かに手を下されたわけではないけれど、
最終的に「青柳」は抹殺されてしまう。

もし、
青柳の父があれほど強い信念を持っていなかったら。
逃走劇がもっと長引いて、
マスコミが事実無根の情報を流してしまったら。
そして、
法律が何処までも彼らを守ってくれなかったら。

そんなときに、
最後に信じられるのは、誰なんだろう。
知っている人を、最後まで信じられるんだろうか。

そして、新たに伏線が張られる。
宮城夏樹を刺殺した犯人。
刺された夏樹が「オマエが」ではなく「あなたが」と振り絞った。
その瞬間まで予想もつかなかった相手であることはわかった。

で、誰よ?

ここまで書いて、保存ボタン押す前にちょっと気付いた。
結局、伊達も、
氷川と同じように、
表向きは正義の代名詞でありながら、
裏では制裁を繰り返していて。
それを「正義のため」と言ってしまえば楽になれるんだろうけど、
結局、法を犯していることに変わりがなくて。

ということは、
法を逃れた非道な奴らに制裁を与えているつもりで、
実は自分を抹殺してしまいたくて遣り切れないのかな。
だから、
あんなに悲しそうに笑うのかな。

どうなんだろう?


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