Diary【軌道修正】

その道が正しかったか間違っていたか、
ある程度大人になってから気づくことはあっても、
その道を歩いている途中ではなかなか気づけないこともある。

そのために「まわりの大人」がいるのだと思うが、
その「まわりの大人」がろくでもなかったりすると、
まあ目も当てられないコドモ大人が出来上がるわけで。

子どものうちはまだ、
大人があれこれ気を配って軌道修正してあげればいいけれど、
いい大人になってからはなかなか難しい。
馬鹿みたいにプライドが高かったり、
阿保みたいに物事がわかっていなかったり。

そもそも「何が恥ずかしいのか」すらわからぬまま大人になるので、
笑ってもらうつもりで醜態晒したり、
そのやらかしを「武勇伝」みたいに掲げたり、
何処に出しても恥ずかしいコドモ大人が出来上がる。

出来上がってからでは遅いんだけどね。

そして一番コワイのは、
「この子がこんなになってるのは！！あなた方がしっかりしてないから！カワイソウ！！」みたいに、
まるごと擁護して庇って軌道修正させてあげられない無関係な大人が多いこと。

残りの人生のほうが圧倒的に長いのに、
ずいぶん変な大人になっちゃったよねえ。