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Diary【叱咤激励】 [Diary]

私はこの言葉があまり好きではない。
激励されるのはまあよしとして、
叱咤されるのがとてつもなく堪えるときがある。

前の職場に居た時の上司がそうだった。
何かにつけ、私に向かって、
「もっと積極性をもって頑張ってください」
「もっと他の人たちみたいに」
「このままではあなたの評価を下げなければなりませんよ」
そんなことを言われても、
その当時の私は胃炎を起こすくらい頑張っていたし、
私なりに積極性をもって頑張っていた。
それでも、そう言われ続け、うまく評価もしてもらえなかった。

私は、何になればよかったんだろう。
今でも時々そう思うことがある。

何処か壊れれば良かったんだろうか。
そうすれば、私がそんなになるまで頑張っていたと思ってもらえたんだろうか。

でも何処か壊れたところで、
やっぱり叱咤されて終わっていたかもしれない。
「みんなだって頑張ってるんだから、あなたも頑張りなさい」なんて。

本当は、褒められたかった。
「よく頑張ってるね、次も頑張ってくださいね」って。
それは甘やかしだなんていうハナシもあるけれど、
叱咤されて奮起して成長する人もいれば、
褒められて才能を発揮する人もいるわけだし、
褒められたからもう頑張らないなんてことはない。
少なくとも、私は、ない。
叱咤されたら凹んで萎むだけだから。

人を励ますのはムヅカシイ。
自分がそうだからと、相手を叱咤激励したところで、
かえって逆効果になってしまうこともある。
かといって、「そんなに頑張らなくていいよ」なんて慰めたとしても、
本当に、がちがちに頑張っている人ではなく、
単に甘えているような人だったら、もっと怠けてしまうだろうし。

ただ、もしその人に対する励まし方が間違っていたとして、
素直にごめんなさい、が言えずに、
「なんで?私だってあんなに大変だったのに、歯を食いしばって頑張ったのよ!」なんて
隠し玉みたいに自分の傷を見せるようなことは、しないように、
ただただ、その人に対して誠実でいられたらなと、思う。

自分に対しても、誠実でいられたらなと、思う。
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